情報商材に騙されるなんて馬鹿だ!
情報商材いくらぐらいかかった?
情報商材に引っ掛かるってどんな心境なの?
どんな情報商材にひっかかったの?
情報商材にひっかからないにはどうすればいいの?
このようなお悩みを解決するための記事です。だいぶ昔の話ですので記憶を探りながら書きました。多少時期が前後するかもしれません。
情報商材に騙された経験をつづる。
まずは、私が騙された情報商材の情報を全て説明します。
- 時代 2001年ごろ
- ジャンル パチンコ(海物語5、魚群誘発打法)
- 内容 具体的には、315回転で大当たりの台で100回転以内に魚群を誘発することが出来る (結果として大当たりしやすくなる)
- 内容量 A4用紙2枚
- 金額 3万円
- 会社名 忘れました。
- 応募 エキサイトフレンズ
- (ネットがまだ発達していなくてJPONEで扱えた月額315円のコミュニティに登録していました)
このような感じです。
パチンコを知らない方のためにわかりやすく説明。
海物語における魚群とは、当たりやすい(30%から40%)演出の一つです。魚群が発生することで、大当たりを誘発することが出来るので、3万円は仮に誘発できるのであれば有効な手段として捉えられます。
ちなみに当時はその時期より数年前に梁山泊という攻略グループが存在していたことや、パチスロではサミーのコピー打法など本当に有効な物が幾つか存在していました。
そういった攻略法が実際に存在していたという事実は知っておいてください。(だから当時の私も騙されたという言い訳です。笑)
私が情報詐欺に引っ掛かった背景
当時の私は週に2回ほどパチンコに行っていました。親子2~3人ほどで行っていました。勝つときもあれば負ける時もあるが、収支は毎日つけていたので今でも覚えています。年間で30万程度のマイナスでした。
とある日、エキサイトフレンズ(というコミュニティが月額課金で色々なジャンルでの仲間を見つけることが出来たサイト)で、海物語魚群誘発打法というのを発見しました。値段は3万円です。当時、アルバイトをしていたので3万円ぐらいいいかと思い、何も考えず即決しました。この時の私の心境は、「無限にパチンコで勝てるんじゃない?」でした。
データが送られてくるまでの心境
郵送で書類(A4②枚)が送られてきた当日は、すごくドキドキしたことを覚えています。
- まだ届かないかな
- 凄く悪いことをしている気分だ
- 親に見つかる前に回収したい
このような心境でした。今でもよく覚えています。わかりますか?この心境。無駄に玄関と自分のスペースを行き来する、まるで合格発表を待つ高校生のようなイメージです。
データが送られてきた当日朝から昼にかけて
先ほども言ったように心臓はバクバクしていました。何故か悪いことをしている気になったからです。ですが、振り込んでいましたし待つだけでした。(今思えば、振り込み自体が初めての経験でした)
無駄にポストに行っては来ていないことを確認したことを鮮明に覚えています。
で、ついに届いたわけですがA4用紙2枚が封書で届きました。
普段面倒だからハサミなんて使って開封しませんが、親に隠しながら自分の2階のテリトリーに持ち込んでハサミを使って開封しました。(自分の部屋がなかったので親が普段生活をしないところに持ち込んだ)
ですが、2階で洗濯物を親は干すので2階に上がってくるわけです。しかも、親も馬鹿ではありません。私がハサミを使ってこそこそとしている様をみて、「どうしたの?」と声をかけてきます。私は何故か後ろめたい気持ちがあったので、「大学からの書類だよ」と嘘をつきました。私は基本的に嘘が大嫌いなので嘘をついたことは鮮明に覚えています。すごく申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
昼から夕方にかけて
普段、私は一人でパチンコに行くことはありませんでした。まだ覚えたてで怖かったのもありますが、一緒に騒げる家族と行くほうが楽しかったからです。ですが、この日は一人で行きました。今すぐにでも試してみたかったのです。結果は勝ちました。数千円ですが勝ちました。
気を良くした私は、「もしかして本当に攻略法なの?」と考えました。
翌日以降
効果があったかどうかは理解できませんでしたが、少なくとも攻略法に載っている「魚群を誘発」することは出来ていました。厳密に確率までは覚えていませんが、50%以上だったと思います。(データはとっていませんでしたので体感です)ですが、思うように勝つことは出来ませんでした。
何故、勝てないのかひたすら考えました。試行回数が足りないという結論に至りました。従って、1か月近くは攻略を試し続けたことを覚えています。
パチンコを知らない人のために補足しておくと、好きな機種を打ち続けることは変なことではありません。ありませんが、親からは「え?こっちの機種のほうが新しいし面白そうじゃない?」と言われても自分が買った攻略法を試したかったので、古い機種を打ち続けました。
(ちなみに海物語5の後に、新海物語というのが発売されており当時は絶大な人気を誇っていました。今までの普段の私の家族の行動からしても私の行動は不自然な動きでした)
1か月ぐらい経過
そこで私は気が付きます。「あ、これ攻略法ではない」と。1週間に2回程度だったパチンコ屋通いは、3,4と増えていきました。それは攻略法を試したかったからです。(あわよくば勝ちたかった)
パチンコは確率の勝負を行うので、勝つこともあれば負けることもあります。よくよく考えると、魚群が当たる確率は30%から40%(当時の情報雑誌)で、100回転以内に魚群が出る確率は60%ぐらいありました。(この内容も当時の情報雑誌に掲載されていました)
で、確率論的な話をすると分母に対して試行回数を行うと60%以上の確率で誘発することが出来るのです。気が付くのに1か月ほどかかりました。そもそものベースが甘い台でしたので収支はマイナスでしたが10万円以下でした。
騙されたと気がついてからの私の行動
業者に対して
勿論騙されたと感じましたので、返金を求めようとしました。答えは出来ないでした。むしろ、次の新しい新海物語の攻略法を販売しようとしてきました。
私は勿論断り、だまされたことに対して親に隠している事と後ろめたい気持ちが強くなっていきます。嘘が嫌いな私ですので、1つの嘘をつくことが心苦しかったのです。
2020年の少しだけ賢くなった私は理解していますが、情報商材は基本的にクーリングオフできません。まあ、そんなことは当時知る由もないわけですが。笑
親に対して
連絡を業者にしてから数日後、親にも打ち明けました。親との会話内容がこちらです。
- 私「ちょっと話があるんだけど」
- 母「なに?」
- 私「実は俺、だまされたんだ」
- 母「何に?どうしたの?幾らしたの?」
- 私「実は攻略法を買って試したけど、うまくいかなかったんだ。値段は3万円。」
- 母「知ってたよ。笑。駄目だったの?笑。いい経験になったね!」
と笑い飛ばされました。ここから1時間ぐらい親と会話しました。
簡潔に要点だけ書くと母親からはこのような話をされました。
- ・3万円の経験はなかなかできない。
- ・楽な方法なんてないんだよ
- ・3万円は決して今のあなたにとっては安くないかもしれないけど、社会人になったら安いから経験値があがったことを喜ぶべき
- ・3万円というお金を捨てたことが悲しいんではないでしょう?
- ・3万円なんて時給900円で30時間でしょ?めそめそしない!
- ・嘘をついてきた時間が心苦しかったんじゃないの?
こんな感じでした。親はやはり親でした。私の行動だけではなく、心境までずばりと全て言い当ててきました。それと同時に笑い飛ばしてきました。自分の経験談も含めて熱心に話してくれました。(といっても、経験談は小さい頃の貧乏生活の話でしたが)
この後、私はこの経験を自分の胸にそっとしまいました。母に相談していたのですが、母も誰にも言わずそっと胸にしまってくれました。(父親に言うと、死ぬほど馬鹿にされることを知っていたから)
この経験を通して伝えたい事
時代は変わり2020年、今の時代で情報商材の罠にひっかからないためにはどうすればよいのでしょうか。
情報商材の詐欺は決して遠い存在ではなく、あなたの身近に存在します。それはTwitterやnote・ブログ色々なところに潜んでいます。私は好奇心で失敗しましたが、情報商材詐欺は確実に存在していることは事実なのです。
では、情報商材詐欺にひっかからないためにはどう行動すべきか
情報は民主化され、情報供給過多になっている つまり、調べれば大体の事には結論があります。調べれば済む話がほとんどで、稼ぎ方も多種多様になってきたとはいえ本質的な部分に関しては20年前と大して変わっていません。従って、まずはその情報が正しいのかを調べることです。
年齢によるもの
今、ひっかからないことは重要ですが私にも子供がいます。子供がひっかからないといいきれますか?子供は知識も経験も乏しく、もしかしたら引っかかっているかもしれませんよ?私も今なら大丈夫だと思っていますが、それは家族として考えた時には自信がありません。
感情によるもの
人は冷静な判断が欠落したときに詐欺に陥ります。例えばわかりやすい例でいえばオレオレ詐欺などは典型的な例でしょう。そういった時に冷静な判断を下すことは難易度が高いことを知っておくべきです。
トレンドによるもの
例えば、2020年9月段階のお話で言うのであれば
- ・ずぼらママ
- ・ワーママ
がブロガーの中でもダントツに稼いでいることをアピールしています。認知が広まれば、それだけもしかしたら本当かもと思ってしまいます。特にTwitter上では「いいね」あるいは「フォロワー数」がどうしてもその人が信頼しうる存在かの指標になることは事実です。
私のような弱小が言っていることなど相手にされません。私は自分の意見に対して誇りを持ち発言しています。嘘の発信はしていないと断言します。(間違うことはある)
ですが、人は弱い生き物です。どうしても強きに流されてしまいます。それはこの記事を見ている人は少数派でしょうから、嫌というほど体感してきているのではないでしょうか。(私は毎日体感しています。)
情報商材にひっかからない方法
情報商材と一言に言っても色々なジャンルがあります。それはギャンブルもそうですし、理美容、副業、いたるところに存在します。どうすれば引っかからないか。調べることです。では、どうやって調べるのか。
情報商材にひっかからないようにするための手順
①商品自体を検索する
わかりやすく言うと口コミを調べます。但し、口コミを鵜吞みにするのは危険です。理由は、同業者が口コミを書いている可能性が否定できないからです。ですが、商品自体を検索することは知識を増やすことにもつながるのでやっておいて損はありません。
②販売主の信用性を検索する
販売主の信用性を検索するにはLPと言われるキラーページだけでなく、その周りの情報にも気を配る必要があります。おそらく一定数の無料で情報を掲示しているはずなので、どの程度の知識があって、どの程度有効かを自分が基準ではなくて、その情報に対して検索しても検索できないような独自性のある記述かどうかで判断してみてください。情報商材の多くが既存情報の使いまわしであるケースが多いです。
③特定商取引法に基づく表示があるか確認する。
情報商材を販売する場合には特手商取引法の表示が義務付けられています。販売者の会社名代表者氏名住所連絡方法、返品方法など記載されているので確認しておくことが望ましいです。
情報商材の信頼性を調べるために登記登録を調べることが出来ます。登記登録を調べることで会社の信頼性(運営期間)などを把握することが出来ます。
又、実際の住所がペーパーカンパニーの可能性もあるので実際の住所で検索してみると実在しないことがわかるケースもあります。
情報商材の巧みな手口
情報商材に於いて、高額であれば騙されたと思う人は多いでしょうが実際は詐欺にかかっていても詐欺だと感じていない人もいます。値段が安くて手間が面倒くさい場合などが当てはまります。例えば、わかりやすい例ではnoteとかでしょうか。小額の100円程度から高いものでは数万円までありますが、詐欺的なものも含まれていますので購入する際には十分注意してください。
まとめ 私は情報商材詐欺にひっかかった経験がある。
私が情報商材にひっかかった理由は、自分の知識不足や時代背景がそうさせたともいえる。
時は2020年、情報供給過多だと言われる現在は調べれば理解できる内容がほとんどである。(しかも私がひっかかった当時と比べて、通信費は圧倒的に安い)
従って、自分が無知だと認め、自分で調べる力を身に着けることで情報商材詐欺に引っ掛からなくてよくなる。
それでも心配な場合は、直接登記登録を調べてみるともっと詳しく情報が載っているので検索しない手はない。
情報商材詐欺は、相談しにくい問題の一つでもある。従って、自分が信頼できる家族や友人がいるのであれば相談してみるのも一つの手だと言える。ちなみに詐欺に引っ掛かって一番つらかったのは嘘をつかなければならなかったことだという事は知っておいてもらいたい。
もし、あなたが情報商材に手を出そうとしているのであればよく調べてから行動してください。私の場合は運よく止まれましたが、あなたが歩もうとしているのはもしかしたら破滅への道かもしれませんよ?
余談
実は私はこの後、止まれませんでした。笑。情報商材には手を出しませんでしたが、パチスロにのめりこむことになります。大学生という貴重な時間をほぼ毎日パチンコ屋さんに通う時間に充ててしまう事になります。
とはいえ、大学では福祉の資格、心理の資格、教員免許(公民・政経)の資格を取っていました。卒業時の単位は通常128程度だったはずですが180近かったことを覚えています。ですが、ほぼ毎日行っていました。そしてなんとスロプロを1年後に目指すことになります。笑。
この辺は余談ですのでいずれスパチャ形式のnoteとか使って書いてみようかなと考えていたりはしますが今のところは書く予定はありません。笑
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