【簡単な用語解説】誹謗中傷とは

用語解説

誹謗中傷ってそもそも具体的に何?

誹謗中傷にはどんな事例があるの?

誹謗中傷するとどうなるの?

誹謗中傷した人を誹謗中傷するとどうなるの?

このような事を開設する記事です。

誹謗中傷とは

誹謗中傷とは、根拠のない悪口を言いふらして他人を傷つけることを指す。

2020年10月現在では、インターネット上での被害が拡大傾向にあり社会問題となっている。

誹謗中傷にはどんな事例があるの?

2020年で一番有名な誹謗中傷の事例は

テラスハウス騒動で機運高まるネット中傷対策の危うさ

小林麻耶、涙の訴え 誹謗中傷した人へ「心の奥底から反省を」堀江氏&餃子店問題で

でしょう。

木村さんはフジテレビの人気リアリティー番組「テラスハウス」に出演しており、一部の視聴者からツイッターなどのSNS(交流サイト)で番組内での言動を糾弾されていた。木村さんの死因は、自身に浴びせられた心ない批判を苦にした自殺だとみられている。

日経ビジネスより引用

誹謗中傷するとどうなるの?

誹謗中傷すると、2つの視点が必要になります。

誹謗中傷した側

開示請求をされたのちに、示談か訴訟かが決定します。

開示請求は、プロバイダーに対して行われます。

又、誹謗中傷には大きく3つの罪に問われる可能性があります。

名誉棄損は、誰が広めたかが焦点になります。一定の社会的評価を得ているものが名誉棄損で裁判を起こす場合は、広められたことを事実として突きつける必要があります。

侮辱罪は、人格を否定する行為(態度)、および価値判断を示すことを指します。名誉毀損罪は外部的名誉を保護し侮辱罪は主観的名誉を保護しているとする二元説などもあるが、ともに外部的名誉を保護するとみる外部的名誉説が通説である。

プライバシーの侵害は、「未公開の個人情報を第三者に公開・明示すること」で行われます。つまり、私は偽名でブログを立ち上げているのですが、私の個人情報を知っている人が隠している私の個人情報をネット上で公開することが該当します。

以上の例、および誹謗中傷の裁判となるケースは名誉棄損で訴えられるケースが多いと言えます。

誹謗中傷された側

これは誹謗中傷かもしれない、或いは誹謗中傷だと思うけどどうしたらよいかわからない人は3つ行動をしておく必要があります。

誹謗中傷された(かもしれない場合)のポイント3つ

①証拠を集める

  • スクリーンショット撮影 
  • サイトのURL 
  • Web魚拓 
  • 管理者のプロフィール

②弁護士に相談してみる

日本弁護士会というサイトがありますのでこちらで予約し相談してみると良いでしょう。

弁護士費用が払えない場合の対応の仕方なども教えていただくことができます。

又「無料 弁護士 相談」などで身近な法律相談事務所が検索できますので

一人で悩まずに一度相談してみると良いでしょう。又、損害賠償を請求する(裁判)以外にも対応方法がいくつか存在しますので紹介します。

  • 削除依頼 
  • 仮処分の申し立て 
  • 発信者情報開示 
  • 集団訴訟

このような対応方法もありますので、プロの弁護士に相談することは役に立つでしょう。

③警察に相談する

  • 名誉棄損罪 
  • 侮辱罪

こういった罪に問われている場合は、警察も動くことが出来ます。但し、注意点が2つあります。

  • 刑事告訴では金銭的な保証があるわけではないこと
  • 不法行為に対する損害賠償請求については民事の範囲になるため、警察は関与しません
    • 民事不介入の原則

テレビやネット、或いは実体験で「警察は動いてくれない」このような言葉を耳にしたことはありませんか?実際に警察は中々動いてくれないというケースもありますが、法律的に動けないケースもあるので、切羽詰まっているような状況であるならば弁護士に相談されたほうが良いでしょう。

誹謗中傷した人を誹謗中傷するとどうなるの?

泥沼化しますし、最悪訴えられます。

冒頭で紹介したテラハウスの件に関しても起こった現象ですが、当初は木村さんに誹謗中傷がおこなわれていました。テレビやネットでニュースになることによって、誹謗中傷されていた人が誹謗中傷を行われました。

ではなぜ、誹謗中傷はおこってしまうのでしょうか。

誹謗中傷が起こる原因

誹謗中傷は、「正義感」から起こるケースが多いです。良くないことを良くないと指摘することは賞賛されるべき行動ではありますが、行き過ぎてしまう表現や執拗に問い詰めることは決して良い行動とは言えません。

誹謗中傷を避けるためには

主観的事実だけでなく、客観的事実および具体的事実を判断し問題提起をする姿勢が大切だと言えます。何の根拠もない批判はただの「誹謗中傷」でしかありません。

誹謗中傷をもっと具体的に学びたい方

幾つか参考にできそうな本をピックアップしておきますので興味があればどうぞ。

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