プロが解説。UberEatsのトラブルと問題点。【働く際のリスク】

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Twitter速報さんより興味深い記事がありましたので、共有および解説します。

内容はUberEatsでのトラブルに関することです。

プロが解説。UberEatsのトラブルと問題点。【働く際のリスク】

参照とさせていただいた記事は下記です。

UberEatsでトラブル多発。ベトナム人配達員2人が不法残留で逮捕。顔写真と別人の外国人配達員が飲食店に来るケースも・・・

UberEatsの不法残留トラブル概要

銀座キャンドル(クリックすると銀座キャンドルの該当Twitterに飛びます)

UberEatsの外国人配達員が写真とは別人が取りに来たので受け渡し拒否をしました。配達員アカウントもVISAの有無もわからず、どこの誰かもわからない配達員が取りに来て渡せるわけがない。Uberに報告しましたがチンプンカンプンな回答。コレまでも外国人配達員は何度か別人が来ました。

銀座キャンドルのTwitterより

この報告を解説します。はっきり言って同じ飲食店従事者として賞賛に値します。

UberEatsと飲食店とお客様の流れ

お客様が、欲しい商品をUberEatsに連絡を入れます。商品には多種多様な商品が並びます。銀座キャンドルのように軽食系(ファストフード)から、焼き肉・しゃぶしゃぶ・バーベキュー・アルコールまで販売は多岐に渡ります。

  • 商品が確定すると飲食店には専用のタブレットに通知が入ります。
  • 飲食店の専用タブレットでは、注文確定ボタン(みた事を確認するボタン)
  • 注文が作成終わったら、UberEats配達員を呼ぶボタン。

基本的にこの2手順だけですので非常に簡単です。

  • UberEats配達員が飲食店店舗に取りに来ます。
  • この時に誰が取りに来たか2・3CM程度の写真で顔と名前が出ます
  • 会社から貸与されているスマホに通知された番号と、店舗の番号の整合性を確認します
  • 番号の整合性が確認出来たらお客様の自宅に商品を届けます。

これがUberEatsと飲食店とお客様の流れです。

銀座キャンドルの対応が賞賛されるべき理由

銀座キャンドルさんのツイートによる重要なポイントは、

これまでも外国人配達員は何度か別人が来た。と言っているところにあります。

飲食店を経営していない方からすれば、普通気が付くと思われるかもしれませんが、飲食店従事者からすれば普通は気が付くほうが難しいです。

それは、UberEats(配達)とはいえピークタイム(忙しい時間帯)は飲食店店内もお客様が多いからです。

商品との整合性は番号を通して確認しますが、従業員の整合性まで取るなんてこと考えもしませんでしたし、1・2回であれば間違いかな?程度でスルーされる可能性も高いです。(特に2020年10月現在はGOTOEAT系でにぎわっている店舗が多い)

実際に、銀座キャンドルも数回は別の外国人配達員が来ていると証言しています。

つまり、あからさまに何度もこのような現象が確認されたから銀座キャンドルも対応した。と考えられます。

全部を総合すると、よほど写真と違うか、何度も同じ現象に遭遇しないと気が付くこと自体が難しいので、銀座キャンドルの対応は素晴らしいと賞賛できると言えます。

UberEatsはトラブルの温床となりえるか

今回の事件は、偶然、UberEats配達員が顔写真と違うことから不法残留が発覚しています。

UberEatsには実は他にも問題点があります。(働く予定のある方は知っておいてください)

UberEatsの問題点①:リスクは自己負担

UberEatsのシステムはよく出来ています。雇用主側からすれば、従業員の給料は安いです。その理由は、労災が適用されないため保険に自分で入る必要があるからです。

つまり、従業員を安く雇うことが出来るので、雨の日にインセンティブなどを支払うことも出来ますし、会社側にとっても雇用をする(固定費を使う)ことをせずに済むので非常に優れたシステムです。

但し、その非常に優れたシステムの裏側には従業員の事故に対するリスクにはほぼノーガードであることを知っておかなければなりません

UberEatsの名誉のために言っておきますが、改善がみられないわけではありません。ユニオンの設立をして現在では傷害補償制度が無料で適用されるようになった等の改善は見られます。

新型コロナの影響で、配達が爆発的に増加したため、従業員をとりまく環境整備が追い付いていないのが現状だと言えるでしょう。

UberEatsの問題点②:一定の個人情報表示が求められる。

注文者(お客様)は配達者の名前や顔写真、位置情報を把握することが可能です。

つまり「犯罪に巻き込まれるリスクがある」として、女性の配達パートナーからシステム改善を求められています。

但し、この問題は非常に難しくお客様側の立場からすればあったほうが良いサービスとも言えますので2020年10月現在も改善には至っていません。

これからも広がる配達の流れ

新型コロナの影響でこれからの社会は確実に配達の流れは広がるでしょう。

アメリカではGoPuffという、日用品を届けてくれるサービスも増加してきています。おそらく、今後数年で日本にも進出してくるでしょう。

そんな中で必要なことは、配達する人の雇用整備や、お客様との信頼性の獲得の問題解決が優先だと考えられます。

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