失敗談⑥ いつのまにか変化するターゲット

失敗談⑥ レシピを調べたくなる気持ちがわかるようになりました。
 変なタイトルだと思いませんか。私はプロの料理人です。料理で日々の生計を立てている人ですので、料理に関する知識はそれなりにあるわけです。で、このブログを更新しながらも言っていましたが「レシピばかりしらべても意味がない。基本的な調理ができなければおいしい料理にはならない」こうも言ってきたわけですが、よくよく考えると私も同じだなと思えるようになりました。
 基礎的な調理とは、調理における食材の選び方から始まり食材のカットの仕方、加熱調理、冷却、盛り付け、彩り、こういった要素を学んだうえで料理が成り立っています。従って、そういった基礎的な部分を知らなければおいしい料理にはなりえません。加熱調理である「焼く」だけでも全然違います。強火・中火・弱火、皮から焼く、さっとあぶる、じっくり焼く、色々な考え方を持ったうえで調理するから最終的においしい料理が成り立つのです。 料理だと饒舌になれますが、ことパソコンに関しては私はどうだったでしょうか。ブログを作りたいから始まってただひたすらに記事を作り続ける日々でした。それも本質的なことを理解しようとせず、困ったことがあったら調べる、困ったことがあったらまた調べる。この繰り返しをひたすら行い続けました。そこで一つの結論にたどり着くことが出来ました。
 ・行動を起こしてはじめてわかる、考えもつかなかったところで困る
 料理もいきなり基礎を覚えることはまずしないなと思えるようになったんです。料理をやってみて、レシピを検索してみて初めて分からないことを調べるようになるんですね。レシピ通り作ったはずなのにうまくいかない、レシピ通り作ったはずなのに仕上がりが全然違う、入り口が全然違っていて、私が作っている料理の記事は初心者でも知っておいたほうがいいということは間違いありませんが、どちらかというとレシピを知ってマニュアルを知った後に、思ったようにできなかったのは何故かを知るためのサイトになりつつあるということに気が付きました。 業種が違うだけでこんなにも浅い考え方だったのかと思えるようになりました。料理だと饒舌なくせに、ことパソコンになると料理と同じことが言えるはずなのに、自分も行動できていないなと思えるのです。 これが私の失敗談⑤です。テーマを真剣に考えた結果、誰でもできることや、苦手な人でもできることを念頭に置いてやっていましたが、料理が苦手な人はそもそも料理をやったことがないので【加熱調理】や【盛り付け】、【温度管理】こんな項目調べるわけがないんですよね。
 テーマを真剣に考えて、行動したからこそわかる、私が目指していたはずのサイトは実は全然違う方向性になっていたということです。もちろん知るべき内容ではあると考えているのは間違いありませんが、マーケティングでいう【ターゲット層があっていない】ということです。 ここまで気が付くことができましたので、あとはどうすればいいかはまた1から考え直します。笑。 まさか、思いもしないところから失敗したと思うことになりました。
これが私が見切り発車ばかりだという所以でもありますね。
というわけで今回はここまでです。最後までご覧いただいてありがとうございました。

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