仕事ができる、できないの判断基準①

 仕事の出来るできないは何で判断されるか
 これは料理人の世界であろうが、一般的な会社員の世界であろうが同じだと思っています。もし、興味がある方がいれば一度取り入れてみてください。答えは「スピード」です。たったこれだけです。私は物事をあまり考えるよりも行動をしてしまうタイプですが、社会生活においては非常に有効だと考えています。実際に私生活では一概にそうは言えない部分がありますが、社会生活においては大概の場合は「スピード」だけで解決することができます。
 例えば、やらなければならない仕事が1つ、今週末期限であったとします。この仕事をいつやるかという会話です。仕事が発生したのが月曜日だとします。期日は金曜日です。月曜日に終わっていると凄いと思いませんか?仕事のサイクルだけで解決できる問題がここにあります。仕事が早い人は、常に速いペースで終わり続けます。基準がそこにあるからです。早さだけで評価が変わるのは、そのあとの修正もあと4日間できるわけです。従って、必然的に精度も上がってきます。 ただし、日本の会社員の悩みとしてはこんな事考えませんか。早く終わったら、別の仕事を振られてしまうから。この話、あるあるだと思っています。もちろん私もそうでした。終わりが見えない仕事が降ってくるんですよね。この内容、私はまだ会社員を始めて間もないころありえないとずっと思っていました。それは、自分が仕事だと言われたことに対してどれだけ早く終わらせても、終わりがないからです。 今は年をとって、業界に長く携わることでふっきれていますので、仕事をふられなくなりました(むしろふることのほうが多いです)そんな私ですから、仕事で1つだけ気を付けていることがあります。1週間の仕事を週の始まりにすべて割り振ってしまうこと。これだけを心掛けています。会社は個人ではなく、チームあるいは組織で物事を進めていく必要があります。もちろん、急に仕事が舞い降りてくることがありますが、イレギュラー時以外はそうそうないものです。上司がいるから帰りにくいだとか、そんなことも一切ありません。私、真っ先に帰りますから。もちろん、仮に部下が先に終わったのであれば早く帰りなさいという指示も出します。 これにはきちんとした理由もあります。生産性があがらないんです。会社で、インターネットで遊んでいる時間があるっておかしくないですか。休憩時間ならわかります。本来、生産性とは仕事をハード面で補うか、余計なことをしなければ減りますよね。1時間で今まで1つのことしかできなかった人が2つの仕事をできるようにすれば生産性があがっているわけです。ですが、日本の社会のおかしいところがここにあって、1時間で2つ仕事ができるようになると別の仕事がおりてきて、結果として自分は早く帰るために頑張ったのに意味がなくなってしまうんです。だから、だらだらと仕事をしてしまい結果として仕事の生産性が下がるわけです。 ですが、終わったら帰っていいよ。これだけでモチベーションはぐっとあがります。なんだったら、休憩時間じゃなくても好きに休憩していいとまで言っています。それで帰れなくなっても自己責任だということです。ですが、少なくとも私のチームはすぐに帰ります。ほぼ定時に退社します。私はこれが当たり前だと思っていますが、いろいろな会社でこの私の考え方は当たり前ではないということも知っています。 ですが、本来私はこのようにして生産性は上げるべきだと考えています。そのためには、その会社で一定の評価が必要で、その評価は「スピード」で決まるというお話です。これにはまだ続きがありますので、気に入ったら次回もぜひご覧ください。

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