投資を初めてみようと思うんだけど何から覚えればいい?
ロスカットってなに?
ロスカットしないとどうなるの?
ロスカットしない手法もあるって聞いたよ?
このようなお悩みに答える記事です。
ロスカットとは
投資家が損実を抱えている状態で株式や為替を売却して損失を確定させる行為の事を指します。
ロスカットの重要性 投資を覚えるうえで、一番初めに覚えるべき行動がロスカットです。それぐらい大切ですのでしっかりと覚えましょう。
ロスカットをしないとどうなるのか
投資の初心者にとって、株価が現在高いのか、或いは安いのかの判断がつかないことがよくあります。ロスカットをしないという事は、損失が確定できないので更に損失が膨らむ可能性があります。
ロスカットをしない場合2パターン
ロスカットをしない場合は2つのパターンに分類できます。
- ロスカットをしなかったが株価が元に戻ってきた(或いは上昇した)
- ロスカットをしなかったが株価は更に下落した。
この2パターンです。それぞれのパターン別に解説します。
ロスカットをしなかったが株価が元に戻ってきた場合。
普通に起こりえる現象です。何故ならば、株価は上昇のみ、下落のみで価格が決まらないからです。
Qあなたはとある株を1000円で購入しました。
1000円の株価が900円になり、1000円に戻ってきたと仮定します。あなたはどう考えるでしょうか?
- ①株価が戻ってきたラッキー。
- ②ロスカットしそびれて良かった。
- ③ロスカットできなかったから駄目だった。
- ④そもそもロスカットを設定していなかった
この4つの回答のうち、全てトレードとして基本的には失敗である事が多いです。4つの現象を解説します。
①株価が戻ってきてラッキー
戻ってきたのが偶然であれば、いずれ損失を大きくする行動となりえます。900円でたまたま反発したからよかったものの、もっと下がる可能性もあったわけです。
②ロスカットしそびれて良かった
これが心理的には一番危険です。株式投資やFXでは価格が元に戻ってくることも多々あるのです。ロスカットを設定していたが、ロスカットをすることが怖くなると損失が膨らむトレードを今後も行ってしまいます。前も元に戻ったから、今度もきっと戻るだろうという希望的観測が入るようになるからです。従って、当初の予定通りロスカットが出来なかったことのほうが危険だと言えるという事です。
③ロスカットできなかったから駄目だった。
この現象が②で解説した話の延長線上です。ロスカットをきちんと設定していたのに、ロスカットをせずに今まで助かってきた経験が判断を鈍らせます。その一瞬の判断ミスが今後のトレード人生を大きく狂わせることになります。
④そもそもロスカット設定をしていなかった。
株を購入する際には2つの設定を行う必要があります。その2つの設定とは
- ①利確の価格
- ②ロスカットの価格
この2つです。いかなるトレーダーも、この2つの価格を設定しなければなりません。つまりインするタイミングで自分の判断軸に合わせて利確とロスカットの価格を設定しなければならないという事です。
この4つの回答のダメなところを説明しましたが、実は考え方によっては損切をしないという方法もあります。所謂、「ナンピン」という行為です。
ロスカットをしない!?ナンピンの技術
ナンピンとは、先ほどの例でいうと株価1000円で購入し、株価が下がったので900円でも購入するような行為を指します。ナンピンすると平均取得単価が下がるので、この場合だと950円で株を買った(平均取得単価)ことになります。
ロスカットではなくナンピンをする場合の鉄則
下手なナンピン素寒貧という言葉があります。基本的にナンピンはトレードに於いては悪手である可能性が高いのです。ですが、戦略的にナンピンが有効とされる場面もあるので格言と一緒に紹介します。
2度に分けて買え、 簡単に言うと、株を一度に買うべきではないという教えです。これは株価の上昇や下落はピンポイントで当てることは不可能であることから、一度に買う事や売ることはリスクが高いことを示しています。つまり、戦略的にナンピンになる可能性は0ではないと言えます。
基本的にナンピンは悪手であるケースが多いですが、戦略的に1000円と900円で買うと決めておく場合は戦略と言えます。その戦略は行き当たりばったりではなく、元からそのように買う予定だった場合に限ります。こういった場合はナンピンとは言わず、買い下がるという表現をします。
ロスカットをしないという戦略も存在することを承知したうえで、私はロスカットを推奨します。その理由は、トレードは失敗を何度も繰り返して覚えることが必要不可欠だからです。
簡単に言うと、10回のトレードで9回損切しても1回の利確でプラスに持っていけるのが相場でありトレードです。
損を限定的にし、利益を伸ばす。このようなトレードを心掛けましょう。
投資に関する知識をもっとつけたい方は、こちらが良書です。一度読んでみてください。
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