考察編【本当？】信用買残が増えた銘柄は下がる。【新興市場】

前回のデータ編に続いて、何故そのような現象が起きてしまったのかを考察します。

データが知りたい方はこちらをご覧ください。

データ編【本当？】信用買残が増えた銘柄は下がる？【12月22日発表分】

【本当？】信用買残が増えた銘柄は下がる。【新興市場】

まずはデータを確認します。

15日発表の信用買残3日間のデータ

全体	16日始値	18日終値	安値	高値	日足
3市場（22銘柄合計）	14038	13691.8	12984.8	14450.2	〇8✖14
3市場（22銘柄平均）	638	622	590	656	✖陰線

22日発表の信用買残3日間のデータ

20銘柄	23日始値	25日終値	安値	高値	日足
20銘柄合計	21707	22397	21144	23168	〇15✖3十字2
20銘柄平均	1085	1119	1057	1158	〇陽線

15日発表分には東一が含まれているとはいえ、東一銘柄を抜いてもマイナス推移です。

つまり、15日発表分と22日発表分では真逆の動きを示しています。

では、なぜそのような現象が起きたのでしょうか？

気になるのは、「地合い」ですよね？

というわけで地合いを調べてみます。

地合いと連動する？信用買残

まずはデータを抽出します。16日～18日と23日～25日のジャスダック・マザーズの地合いです。

青丸が16日～18日、黄丸が23日～25日のチャート日足です。

16日～18日のマザーズ・ジャスダックの地合いデータ

市場	始値	終値	安値	高値	日足
ジャスダック	3718	3715	3698	3727	✖陰線
マザーズ	1173	1186	1153	1198	〇陽線

23日～25日のマザーズ・ジャスダックの地合いデータ

市場	始値	終値	安値	高値	日足
ジャスダック	3652	3681	3646	3682	〇陽線
マザーズ	1142	1162	1134	1173	〇陽線

つまり、

• 15日発表分の信用買残は地合いが横から下
• 22日発表分の信用買残は地合いが上向き（リバウンド局面）

だったと言えます。

勿論、全ての銘柄が該当するとは言えませんが、

信用買残のデータよりも、地合い読みのほうが大切である。と言えます。

個人的には

と、思います。(笑)

但し、まだ考えられる可能性は他にもあります。

• 上値が抑えられている可能性と下値が切り下げられやすい可能性
• 期間を短く設定しすぎている可能性（発表後3日間）

ですが今調べることは難しいので、今後の参考程度に考えます。

まとめ【本当？】信用買残が増えた銘柄は下がる。【新興市場】

2週間分のデータを短期的に見る限りでは、信用買残は短期的には影響しにくい。

短期的には地合いが何よりも強いということに変わりはないでしょう。

つまり地合い読みが一番大切という、現時点でではありますが、自分にとって一番なってほしくない結論になりました。（悔しい。）

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