これからデリバリーってどうなるんだろう?
どんなところに需要があるの?
このような内容に、プロとして15年働いている私が解説します。
プロが予想する。どうなる?飲食店のデリバリー
結論から言います。
- デリバリーの需要はこれからも伸びます。
- 飲食店はデリバリーに重心を少しずらします。
- 今、注目されている需要は【高単価】と【おひとり様】です。
コロナで変化した「常連客」の形!全国の男女に聞いた「テイクアウト・デリバリーと店内飲食の関係性調査」を実施しました(外部リンク SARAH)
こちらの記事を参考にさせていただきました。
デリバリーの需要はこれからも伸びる理由
SARAHの調査によると
店内で飲食をしたことがない店舗でデリバリーの注文をしたことがあると85%が回答しています。
つまり、飲食店にとってのデリバリーは
- 新規顧客の開拓
- リピート促進手法
であると言えます。
お客様にとっては入店しにくいお店の評価を自宅で出来るというメリットが大きく、飲食店にとっては新規顧客の獲得に繋がるのでWINWINの関係性だと言えます。
従って、これからもデリバリーに関する需要や供給は伸びていくと考えられます。
【デリバリー】飲食店はどこの需要をとりにいく?
ポイントは2つだと予想されます。
- おひとり様
- 高価格帯(仕出し)
【デリバリー】おひとり様が伸びると考えられる理由
ピザハット、一人前のピザセットメニュー「MY BOX」(外部リンク ImpressWatch)
ピザの注文は基本的に、複数人数で注文するケータリングの形式に強いイメージがありますが、その中でもピザハットは2020年11月よりおひとり様に向けたメニューにスポットを当てて、開発・販売しています。
今まで、お客様としては持ち帰りの選択肢、デリバリーの選択肢は決して多くありませんでした。新型コロナの影響で一気に発展したという背景がありますので、各社が一般的な持ち帰りを開発している間に、先行者優位を使って「おひとり様」にスポットを当てています。
この行動は理にかなっていて、「おひとり様」のニーズは飲食店でも増えているので内容にもよるのでしょうが、これからデリバリーの分野で発展していく分野だと考えられます。
【デリバリー】高価格帯(仕出し)
冠婚葬祭などといった場面で使われるケースも増えてくると考えられています。
飲食業界が、モノの販売からコトの販売へとシフトしてきた中で、この需要の流れは必然だとも言えます。
コロナ禍での需要としては葬儀を大きくできないので、葬儀用の仕出しを作ることが出来ないのかという問い合わせは実際にあります。
但し、業態やジャンルによっても高価格帯(仕出し)は、取り組むことが難しい分野でもありますので一部業態に限られてくるでしょう。
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