【食品ロス】食べ放題と食品ロス削減について【飲食店情報】

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2020年10月30日は食品ロス削減の日でした。

(2020年10月は食品ロス削減月間)として農林水産省より取り組みも発表されていました。

10月は食品ロス削減月間です(外部リンク 農林水産省)

この取り組みにより更に農林水産省は、賞味期限の日付単位を月単位に変更する取り組みを始めた食品会社の名前を公表しました。

食品ロス削減へ 賞味期限表示見直した企業名を公表 農林水産省(外部リンク NHK)

(引用画像は外部リンクNHKより引用)

食品ロスは削減すべきだという意見は、誰も異論を残すことはないでしょう。

ですが、意外と飲食店においてはそうではないケースが散見されます。

食品ロス削減と飲食店の問題

食品ロス削減は、飲食店においては簡単な問題ではありません

その理由はお客様の数が日によって違うため、用意する数が一定にならないことが挙げられます。

食品ロスの妨げ【来客数】

全て席は予約のみで、何を食べるのかが明確になっている場合は食品ロスはほとんど発生しません。

ですが、ほとんどの飲食店ではGotoEatの影響を受けて予約をすることが増えたとはいえ、一般での来客に頼っている状況があります。

食品ロスの妨げ【メニュー傾向】

過去傾向を用いて「何をどれだけ用意するか」は予想はできます。しかし、それはあくまでも予想にすぎず、飲食店にとっては食材を用意しないことは機会損失にもつながるので、食品ロスを0にすることは中々難しい問題でもあります。

ちなみにですが、飲食店ではなく食品店ではAIを用いた出数の予測を行うことを2018年から行動している会社もあります。

“豆腐指数”で需要を予測!気象データが食品ロスを減らす(外部リンク)

2020年では少しずつAIによる予測も食品業界では少しずつ浸透していっているようです。

ですが、飲食業界ではAIの活用を聞いたことがありません。

又、食品ロスが多い飲食店の特徴としては、ファミリーレストランなどのアイテム数(メニュー数)が多いお店に多いと言えます。

食品は加工や開封をすると消費期限が短くなります。(空気に触れ、劣化するため)つまり、メニュー数が多いとそれだけ準備する食材が増えるので、結果的に食品ロスも増えやすくなります。

食品ロスの妨げ【食べ放題】

一般人にもお馴染みの食べ放題。制限時間内にどれだけどんな商品を食べても良いという商品で、大きくはやり始めたのは2009年、2010年ごろです。

そこから、物語コーポレーションのゆず庵や焼き肉キング、すかいらーくグループのしゃぶ葉などが大きく売上高を伸ばしてきた背景からも食べ放題の需要が伺えます。通常の飲食店でも食べ放題を取り入れる会社が増えてきているのも特徴の一つです。

ですが食品ロスに於いては、食べ放題は大きな問題を抱えています。

食品ロスと食べ放題の問題

今の食べ放題の主流は、何でも食べらるが主流です。

例えば、焼き肉やしゃぶしゃぶをメインとして、お寿司や揚げ物、デザートなんでも食べられるのが魅力として勢力を拡大してきました。

それ故に、食品ロスの問題は大きくのしかかります。

食品ロスと食べ放題の問題【メニュー数の多さ】

2020年11月段階での食べ放題の主流は「何でも食べられる」が主流です。

つまり、色々な商品を取り揃えていることが大前提になっていることが多いです。

メニュー数の多さは食品ロスに直結しやすいので各社頭を悩ませている現実があります。

食品ロスと食べ放題の問題【お客様の心理】

お客様の心理として、食べ放題を食べるからには「損をしないように食べたい」という思考になります。これは仕方がないことではありますが、現実問題として食べきれずに残されるケースも散見されているのが現実です。データでは示せませんが飲食店経験が15年ある私による食べ放題の独自調査では

1名あたり700g程度が食べ放題における一般的に食べられる量だと考えてください。

ちなみにご飯ちゃわん一杯で150g程度です。勿論、お腹を空かしている場合や、人より多く食べる人は食べられるようであれば注文すればよいのです。

食品ロスと食べ放題の問題【価格帯】

実は食品ロスが増えると、結果として値上げを余儀なくされます。それは原価圧迫の要因となるからです。

つまり、食品ロスを削減することで結果として、お客様に提供できる商品の値上げを抑制することもできることになります。

結論:【食品ロス】食べ放題と食品ロス削減について【飲食店情報】

食品ロスの問題はこれからも国から呼びかけは度々来るでしょう。

それは、資源は有限であるからです。

食品メーカーが努力をし、賞味期限を日付単位から月間単位に変更するように、飲食業界も是正されていくことになります。

特に、飲食業界では特に食品ロスの多い食べ放題に改善の余地があり、企業ももとより、個人としても協力できることがある。

ちなみに、独自調査では食べ放題における1名あたりの食事量は700g程度だと考えていますので参考にしてみてください。

もっと食品ロスについて学びたい方はこちらをどうぞ

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