ダイソンの詐欺ってどんなのだったの?
Amazonのフィッシング詐欺ってどんなの?
そもそもフィッシング詐欺って何?
権威性って何?
なんで大手の企業ばかりを騙るの?
詐欺を完璧に見分ける方法ってある?
このような事を解説する記事です。(2020年10月24日)
特にTwitterではAmazonのフィッシング詐欺に関する投稿が増えていることと、消費者庁から2020年10月21日に注意喚起が出ていますのでご注意ください。
Amazon、ダイソン等の権威性と詐欺【フィッシング詐欺】
ダイソンの偽ECサイト詐欺案件とは
ダイソンをかたる偽のECサイトを通じて注文した商品が届かないなどの相談が相次いでいると、消費者庁が2020年10月21日に呼びかけました。
ダイソンの偽ECサイト詐欺案件概要
- 検索サイトでダイソンの商品を検索する
- 検索結果の上位広告に偽サイトのリンクが表示されるケースが存在
- 偽サイトは複数あり、公式サイトの構成や会社概要ページをコピーしている
- (つまり、見た目で見抜くことが困難)
- サイトのURLのみが公式サイトと異なっている。
- 偽サイトは公式サイトより大幅に値引きしている。
- 決済方法はクレジットカードのみ。
- 代金を支払っても商品は届かない。
- メールで問い合わせても、連絡は取れない。
このダイソンの案件に関しては、テレビ番組「スッキリ」でも紹介されていた案件です。
専門家がみても、本物のサイトと偽物のサイトの区別をつけることは難しいと番組内で紹介されており、実際に画像を見比べても全く違いが判らないほどそっくりです。
違いはURLのみですので、よほど注意深く見ておかないとひっかかる可能性が高いと言えます。
ちなみにURLの違いですが
- 本物のサイト: dyson.co.jp
- 偽物のサイト:yodyson.com
たったこれだけです。
ブログをしている人や、ネットに精通している人であればもしかしたらドメインで気が付く可能性もなくはないですが、一般的にはまず気が付かないでしょう。
ちなみにですが、
- 何も商品が届かないパターンよりも、
- 何か商品が届くが全く関係のない商品が届くパターンが多いようです。
この理由は、その方が時間稼ぎが出来るからという理由のようです。
(番組内ではダイソンの扇風機を購入したら、GUCCIのサングラスが届いたとのこと)
類似例:家具ECサイト「LOWYA」
ダイソンの他にも、家具ECサイトである「LOWYA」の偽サイトなども存在します。
(先ほどの、消費者庁のサイトに概要が載っています。)
偽Amazonのフィッシング誘導
そもそもフィッシングって何?
フィッシング詐欺とは
フィッシング(英: phishing)とは、インターネットのユーザから経済的価値がある情報(例:ユーザ名、パスワード、クレジットカード情報)を奪うために行われる詐欺行為である。典型的には、とにかく信頼されている主体になりすましたEメールによって偽のWebサーバに誘導することによって行われる。
インターネット上で様々なサービスが提供されるにつれ、年々増加と高度化の傾向が顕著である。
Wikipedia フィッシング詐欺参照
2020年10月20日ごろAmazonに関するフィッシング詐欺のツイートが見受けられました。
一度画像をご覧ください。(私には届いていませんが、Twitterで画像を頂戴し、本人に許諾を得た画像です)
このようなメールが届き、メールを鵜呑みにして対応すると詐欺Webサイトの可能性の警告がでてくるといった内容です。
メールで直接来る他にも、不在届のパターンもあります。画像をご覧ください。
つまり、メールやショートメッセージを送りつけてリンクをクリックさせることで、個人情報を奪い取られる可能性があるということです。
ちなみにですが、このメールが送られてきた方に対して画像を使わせてくださいといったリプライをしている最中に、早速Amazonから本人宛にリプライが来ていました。こちらも紹介します。
この投稿者が投稿してから8分から10分程度でツイート内容を把握し、リプライまで行っているという認識の速さ、判断の速さは尋常ではありませんでした。
ここは私個人の感想ではありますが、賞賛されてよい行動、会社だと思えました。
何故、Amazonやダイソン等の大企業が狙われてしまうのか
この内容が、タイトルにもあるように「権威性」があるからです。
権威性とは、簡単に言うと
「その道のプロまたは専門的な知識を有する人のことを指します。 権威のある人の命令には従おうとする心理が働きます。」
例えば、何かを買おうとするときに誰もが知っているようなメーカーやブランドであれば安心できます。ところが、まったくの無名のメーカーやブランドであれば相手にされないこともよくある光景です。
権威性は、今まで積み上げてきたブランドの信頼感や、継続期間などによって生まれてくるのですが詐欺はこの心理を悪用しています。
つまり、掃除機と言えば「ダイソン」ECサイトと言えば「Amazon」だということは日本人であれば、90%以上の人は知っている会社であることから、リンクが踏まれやすく購入されやすいのです。
先ほどの例で出てきた画像では、20万円という数字がおかしいと思ってTwitter主は気が付いたとのことですが、これが通常から20万円以上の買い物をしている人や、たまたま20万円以上の買い物をしていた人だったらひっかかる可能性は大幅に上がってしまいます。
詐欺にかからない方法はないのか
現実的に、詐欺にかからない方法は存在しません。
何故ならば、詐欺も日々進化しているからです。
つまり、常に詐欺に関する完璧に避けることは出来ないので常に詐欺に関する情報を日頃から収集しておくことが大切だと言えます。
2020年10月段階では、「Amazon」「ダイソン」「LOWYA」には要注意です!
もっと騙されることに関して調べたい方はこちらの本を参考にどうぞ。
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