【ロイヤルHD】どうなる飲食店の雇用?希望退職者200名募る。

トレンド

ロイヤルHDのホームページトップにこのような内容のPDFが貼り付けられている。

早期希望退職者の募集に関するお知らせ

簡潔に言うと、以下の通りとなる。

  • 対象者 :50歳から64歳以下の社員
  • 募集人数:200名程度
  • 募集期間:12月1日~12月18日
  • 退職日 :2021年1月31日
  • 優遇措置:特別退職金支給、再就職支援。

【ロイヤルHD】どうなる飲食店の雇用?希望退職者200名募る。

そもそもロイヤルHD(東証1部上場企業)とはどのような会社かご存知でしょうか。簡単にまとめます。

ロイヤルHDを簡単に解説する

ロイヤルHD事業内容

  • 飲食店事業 
  • ホテル事業 
  • コントラクト事業 
  • 機内食事業 
  • 食品事業

ロイヤルHDの主な飲食店

  • ロイヤルホスト 
  • 天丼天や 
  • sizzler

ロイヤルHDの業績

ロイヤルHDは業績が20年上半期の業績が旧悪化しました。上半期最終損益は131億円の赤字を計上しています。

ロイヤルHDの業績悪化の原因

ただでさえ厳しいとされている飲食業界。ロイヤルHDは不運なことに飲食業だけでなく、航空業界の機内食事事業も低迷しています。

ロイヤルHDの業績悪化に対する行動

雇用を守らなければならないので、希望退職募集をして人件費の抑制を図る(今ここ)

ロイヤルHDの飲食業界における立ち位置

ロイヤルホスト

ロイヤルホストではホスピタリティを主軸としたサービスを展開して、地域に愛されるお店作りをモットーに発展してきた会社です。元々は大阪ガスと深いつながりのある会社でした。

又、ロイヤルホストでは一時業績低迷するが2014年前後に玉ねぎフェアなどの素材訴求した独自の路線とサービスを根幹から考えてレディコール廃止(お客様が従業員を呼び出すベル)を廃止するなどして業績を回復してきたファミレス界の老舗です。

客単価が若干高く、日常食としては頻繁に利用しにくい価格帯のファミレスともいえます。

天丼天や

ロイヤルホストより後に創業された会社(1989年創業)です。

メニューは特化型の天ぷらや天丼がメイン。特化型店舗の特徴をうまく活かしています。

低単価で高品質を実現できた飲食店であり、ロイヤルホストとは違った客層の取り込みに貢献し、今もなおサラリーマンのランチに使われています。

又、品質はどうしても劣化してしまうが持ち帰り事業もあるので今後の活躍に期待したい側面もある。立ち位置としては、吉野家やすき屋といった業態と同じです。

ロイヤルホスト(東証1部上場企業)の売り上げ順位

外食上場企業ランキング(2020年6月作成:外部サイト)

こちらの記事を読んでいただければわかりますが、ロイヤルHDは業界9位で約1400億円の売り上げ規模です。

そんな飲食業界の上位に位置するロイヤルHDですら厳しい現実

現状の営業形態や、現状の営業状況のままでは会社の存続自体が怪しい。

つまり、希望退職を募らなければならないような状況にまで追い込まれているとも言えます。

今後の飲食業界と雇用について

この流れ(雇止めや解雇・或いは希望退職募集の波)はとどまるところを知りません。

現実の売り上げ推移は、コロナ直後は飲食業界で前年60%前後で推移していましたが現在はGotoEatの影響もあり75%前後まで戻ってきています

この売上前年比が80%から85%まで戻すことに成功すれば、損益分岐点0が目指せる数字となります。

これから飲食店の雇用はどうなる?

飲食業界としては、先行きが立たないため雇用を促進することは難しい。特に、宴会需要の強いお店は冬の繁忙期が一番の収益源であったため厳しい状況は継続するでしょう。

人件費を抑える手立ても、国の雇用助成金の利用が2020年10月29日段階では2020年12月31日までとされています。

飲食業界の厳しい現実は、「小売り・外食」の求人倍率が0.49(前年差マイナス0.52)と低迷していることからも伺える。

飲食店従事者が今とっておくべき行動

勉強しておくことです。リスクヘッジしておくことです。

基本的に、飲食業界は他の仕事を探す際に体を使ったことでの転職がメインになるでしょう。適切な危機感を持ちながら業務にあたり、未来の不安を解消するために勉強しましょう。

勉強は転職先を探しておくことと、本で学ぶことです。

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こちらはおすすめの書籍です。一度読んでみてください。思考が参考になると思いますよ。

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